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2013年1月2日水曜日

総合エネルギー評価:Vasariについて 6

さて、設定についてはあともう少しの項目となりました。


エネルギーモデルのビルディングサービスは日本語訳では、建築操作集計表というようです。
RUGの説明によると、建物を使用する(空調を稼働する)スケジュールを設定するということです。

24/7というのは、土日も建物を使用する場合、24/6は日曜休みの場合、24/5は土日休みの場合のようです。
24/7の場合のは下記のような表で、在籍する人数によって使用するエネルギー量を想定しているようです。


たとえば上図ですが、全社員が100人として、1というのは全員が施設にいる場合です。
とすると真夜中でも20人ぐらいの社員はいるってことになっています。
これはたぶん24というのが24時間営業するっていう意味なんだと思います。


12/6というのは、夜中には人がいないってことになっています。私の会社の場合は土日休みで夜は仕事していないですから、12/5ということになると思います。

これを見るとフレックスタイムの会社なんでしょうかね。人数にばらつきがあるようです。

※私の解釈で考えるとRevit2013の12/7のマニュアルのグラフは間違っていると思います。
  Vasariでも同じグラフですね。私の解釈が違うのかな?
 RUGの説明とも違っていますが、どうなんでしょうね。


2013年1月1日火曜日

総合エネルギー評価:Vasariについて 5

やっと次の段階にすすみましょう。

開口部の設定についてとなります。



Perimeter Offset       :ペリメーターゾーンの深さ       :5000でOK  
Divide Perimeter Zones   :ペリメーターゾーンを設定するか?  :する 
Target Percentage Glazing  :外壁における開口部(ガラス)の割合 :%で入力
Target Sill Height               :開口部の腰高              :ミリで入力
Glazing Is Shaded      :開口部の庇があるか?         :有り無しを選択
Shade Depth         :庇の深さ
Target Percentage Skylights:天窓の割合               :%で入力
Skylight Width & Depth    :天窓の一辺の幅(正方形で自動的に配置される)


上記のように、全体的な設定を行います。これだと、すべての外壁面が同じような設定に
なってしまいましが、個別に面を選択して修正することが可能です。


開口部の設定としては、ある程度割り切った設定になってはいますが、初期段階の
検討としては問題ないとおもいます。

2012年12月31日月曜日

総合エネルギー評価:Vasariについて 4

もう少し部位設定について考えてみましょう。

Vasariの方のヘルプを見てみました。
そうしたら、SI単位の数値も出ていました。


このR-valueというものの単位を見てみるとW/(㎡・K)となっていて、どこやらこれが熱貫流率のようです。


外壁における、熱貫流率の数値を挙げてみます。
0,29  0.49  1.38  1.73  1.91  2.58  2.91  3.05  4.47
の9種類となっています。

たとえば、ALCの100だと熱還流率は 1.346となり、1.38あたりの数値を使えばいいでしょう。
150だと、0.964で0.49だと小さすぎ、1.38だと100と同じということになってしまいます。

また、コンクリート150だと、3.821で、これも迷います。

という感じで自分で熱貫流率を計算して、近い数値のものを選んで大体の計算をさせるということになると思います。

ちょっと面倒な手順ですが、仕方ないですね。

RUGでの計算は、IP単位の11という外壁ですので、SI単位だと熱還流率1.91というものを使っているようです。
ALC50だと2.229ですから、ALCだと60ミリぐらいの厚みとなるでしょう。

※熱貫流率の計算はRevitのCASBEEエクステンションで行っています。


2012年12月28日金曜日

総合エネルギー評価:Vasariについて 3

各部位の設定について考えてみますが、各部位の項目について細かい資料が見当たりません。
RUGの資料にユーザーガイドから引用とありますが、どこなのかな?
一度みたことはあるんですが
とりあえず、RUGの資料を見てみましょう。


設定された部位はこういった表になっています。

そこで、今、いろいろ調べたんですが、Revit2013のヘルプには載っていなくて、Revit2012のヘルプには載っているようです。なんでしょうね。
このあたりはとっても重要だと思うんです。
たとえば、外壁や屋根の仕様を変更したときに、どのような、影響があるかを検討したいですね。

Revit2012の資料をみてみましょう。


熱容量の単位が、あまり、みたことのないようなものになっています。


どうやら、SI単位ではないようで、SI単位にしようとすると、上図のように、計算しなければならないようです。
熱容量は4、5、22、23しかないみたいで、ここで部位の熱的な性能が決まるように思います。

できれば、CASBEEエクステンションでの部位の設定のように、部位の構成要素で熱的な特性が決まるようになってほしいなと思います。


上図のような感じですね

だけど、このVasariによる総合エネルギー評価というのは、細かい設定をせずに、大体断熱性能が高そうか、低そうかぐらいの設定だけで、ざっくり評価をしようってものなんでしょうね。
だから、お客様への説明資料としては使えなくて、建物の形状を決めるときに、だいたいどんな形だったらエネルギー特性がよさそうかを、いろんな形状を比較しながら、検討するというもんなのでしょう。

という、使い方に限定されるなら、設計者としては使う範囲がかなり限られると言わざるをえません。

せめて、建物の仕様は明確になって、その仕様でのエネルギー評価はどうなのかを見てみたいと思います。


2012年12月27日木曜日

総合エネルギー評価:Vasariについて 2

Vasariのエネルギー設定について考えてみていますが、Revitでは日本語で表示されているので、両方のパネルの内容を確認しておきましょう。


まず、Vasariです。英語が苦手なのでよく意味の分からない部分もあります。


次にRevitです。このように言語の違いだけで、基本的に設定の内容は同じもののようです。
エネルギーモデルの躯体オフセットとは、ペリメーターゾーンの範囲のようです。
ここは5000でよいと思います。

さて、その次のコンセプト建築と書いている部分ですが、この言葉だと分かりにくいですけど、建物の各部位の熱貫流率を設定するところになります。


この部分を開くと、各部位がどのようなものなのかを選択することができます。たとえば、一番上の項目は外壁です。
この右の▼ボタンを押して選ぶのです。


英語だとよくわかりませんね。Revitで日本語訳を見てみましょう。


「軽量建築-標準の温暖気候用断熱」となっています。
でも、これってどんな外壁なんでしょうね。軽量建築の意味すらよくわかりません。
温暖気候ってのは?その標準ってのは?なんでしょうね。

この部位を選ぶことによって、熱貫流率の設定ができるようなので、次回それらの内容を確認してみます。

さて、今年もあとわずかですね。あっというまの1年でした。
来年は、素晴らしい年になることを期待しましょう。

2012年12月25日火曜日

総合エネルギー評価:Vasariについて 1

昨日説明した、RUGで作成された資料を元に、総合エネルギー評価を行ってみたいと思います。
細かい説明は、RUGの資料を見ていただきたいと思うので、ぜひダウンロードしてくださいね。


この資料です。その1の方にVasariのCEAの説明があります。
まず、解析の基になるモデルの作成を行います。


こういったモデルの作成は、Revitを使ったことのある方ならあっというまですね。
8ページからのエネルギー解析モデルの作成に移ります。


RUGの資料では日本語ですが、Vasariは当然英語です。
ただ、同じような画面なので、RUGの資料を元に作業をすれば便利ですね。


建設場所などを設定します。
この建物タイプですが、マニュアルによるとこのタイプによって、自動的に面積あたりの人数や、照明負荷や換気風量などが決まるそうです。
また、これはASHRAEというアメリカの基準によって作られているということです。
日本で解析するのにアメリカの基準によって解析していいのかな?
また、自動で決まるっていうけど、照明負荷や人体負荷などは、個別設定の方がいいんじゃないかな?
そういった疑問が沸いてきます。

さっそく疑問がわいてきました。


Revitのマニュアルで確認してみたのが、上の表です。
事務所の設定ですが、たとえば、人が100㎡で3.5人になっています。
ということは28.6㎡/人もしくは、0.35人/㎡です。
照明負荷が10.9W/㎡です。
あと、いろいろ設定値があるけれど、それぞれが妥当なんだろうかな?

こういった設定値をきちんと理解するためには、熱負荷計算ができないと無理みたいです。
基本的に、このソフトは熱負荷計算を簡単に行って、それに対するエネルギー量を算出するというもののようですね。

信じてしまっていいものであれば、設計者としては、事務所は建物タイプ「オフィス」ということにしてしまいたいような気がします。



2012年12月21日金曜日

BIMにおける環境解析についての資料

RUGのホームページが新しくなっていますが、このホームページからも環境解析について、興味深い資料が入手できます。


オートデスク環境解析関連製品RUGビル適合報告書というもので、現在その2まで作られているようです。
この資料、たいへん素晴らしいもので、環境系のソフトの使い方やノウハウが書かれています。


これはRUGの環境部会で作成されているもののようです。


 ここで取り扱っているソフトは上図のようなもので、Vasari(CEA)やecotectによるエネルギー解析、3dsMAXによる照明解析、RevitMEPによる熱負荷計算などです。
いずれもAutodesk社の商品で、Autodesk社の商品だけでも、様々な解析ができることがわかりますね。


 たとえば、遠藤照明さんから出しているiesファイルをMAXの照明解析で活用するTIPSなどがあり、それらの活用方法が具体的に書かれています。

今後はVasariのWind tunnelやsimulation CFDなどの流体解析関係の商品も解説してもらえるのかな?

実務的にBIMによる環境解析を行うためには、こういった資料がとってもありがたいです。
次にどんな資料が出てくるのか?楽しみにしています。