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2013年6月15日土曜日

Windperfectの新機能について Revitテンプレートその2

さて次回に続いて、風解析の形状作成用のRevitテンプレートの使い方について考えてみます。

まずRevitを提供されたテンプレートを使って新規作成します。
(Revitをまったく使ったことのない方には下記の説明、難しいかもしれませんね)

2階のマスを移動して、選択した状態で修正/マスの「インプレイスを編集」を行います。
すると下記のような画面になるので、再度形状を選んで、押し出しを編集を選びます。


そうしたら赤い線の状態になります。その赤い線を一回消して、線分で建物の輪郭を描いてゆきます。高さは2階なら4mと決まっているみたいなので、輪郭さえ描けばいいです。
この作業は地図のDXFデータなどを下に引いてなぞってゆくようにかけばいいでしょう。


同じ階数の建物を複数そのまま書いてゆきましょう。


するとこんな具合に建物ができてゆきます。
同じような作業を階数ごとに繰り返します。


適当にこんなかんじになりました。
色で階数がわかるのでチェックしやすいですね。

このデータをSTLで出力します。

前にも話しましたが、無料プラグインのツールを使います。
地形はいらないので、マスだけ選んでアスキー形式で出力しましょう。

下記の用にRevitで作成したモデルを渡すことができました。


このテンプレートは、特にすごく便利というわけではないけど、街区形状の作成の作業時間短縮にはなるのではないかと思います。
街区形状の作成は結構広い範囲を作るので、作成自体も手間だし、間違えていないか確認をするのも面倒だったんです。
こういったテンプレートまで提供してくれるというのは、Revitユーザーとしては嬉しいですね。

Windperfectの新機能について Revitテンプレートその1

WindperfectDX2012 Edition2の新機能については下記のような内容でした 

①オブジェクトの (形状・条件・パーツ) ON / OFF機能 (解析条件を簡単に管理)
②パーツ機能の強化 (データセンター関連)
③データセンター解析テンプレート
④空気調和衛生工学会CFDパーツのサポート (アネモ,天カセ,ブリーズ)
⑤熱伝導解析機能を改善 (物質番号とライブラリとのリンク,サブサイクリング機能)
⑥GISインポートでの格子生成の改良 (穴あき防止)
⑦非定常解析機能の強化 (解析パラメータ設定と非定常アニメーションのサポート)
⑧アニメーション機能の強化、アニメーション駆動時に回転・拡大・移動操作が可能
⑨断面ウインドウでのオブジェクト作成操作の改善
⑩形状データ.CADデータ.GISデータなどの表示ON / OFF機能
⑪サンプルデータアーカイブ (風環境解析) の公開

難しい機能もありますが、操作性がよくなる改善が多いようです。
でも、なんで2012なんでしょうね?Revitは2014になっているので、せめて2013にしておいたほうが
いいと思います。それとも、バージョンアップは2年に一度なのかな?
そすると時期バージョンは2014ということでしょうか?

さて、新機能と一緒に風解析用の街区作成用Revitテンプレートが公開されています。
Revit2013とRevit2014のテンプレートです。
それぞれ500m用と1km用が入っているようです。
さっそく立ち上げてみましょう。500m用をテンプレートとしてプロジェクトを立ち上げてみました。

説明用というビューが開きます。
下記のような説明が記載されています。

書いてある内容は下記
 これはWindperfect DX用のRevit2013のテンプレートです。
 建物の高さは、平屋で4M、2階建てで7M、以降の高さは3Mずつ高くしてあります。
 建物の色は入力確認用で、Windperfectにデータ変換しても、色は連携しません。
 解析対象の建物を入力する際は、原点位置を合わせてください。
 また、方位については、Windperfectで変更することができます。

2014なのに2013のテンプレートと書いてありますね。これは間違いでしょう。(笑)

その右の方にもなにか書いてあります。

ここに書いてある内容は下記
 地図などを表示したうえで、必要な高さの建物を残し、それ以外を削除してください。
 ※DXFなどの地図を読み込む場合は、すべてのビューに読み込むといいでしょう。
 それぞれの高さの建物を選びインプレイス編集をして、建物の形をなぞってください。
 ※それぞれの高さごとの入力用の平面を用意しています。活用してください。

3Dビューで見ると下記の用に色つきの立方体が並んでいます。

これはつまり、階ごとに設定された色のついたマスが用意されているということなんでしょうね。
使い方の説明資料などはついていないようですので、使い方を次回考えてみます。

2013年6月10日月曜日

新しい流れなど

おはようございます

久しぶりにこのブログを書きます
しばらく書いていないうちに、RevitなどのAutodesk製品が2014になりました。
ロゴもさわやかな感じに変わっていますので、期待できるかな?
BDSPに何か新しいものがないかと、わくわくしています。
でも前の黒を基調としたものもいいかんじだったんですけどね(笑)
目新しいものとして、RECAPというソフトがBDSPに追加されています
(自動翻訳したもの)

内容を見ると写真などから3Dモデルを作るというものですね。
どんなもんなんでしょうね?

また、Windperfectも新しいバージョンが出ました。
ホームページの方に、その内容は書いていません。
Edition2が出たってことだけです。


これから使ってみますが、どんな機能が追加されたか楽しみです。

起動してみましたが、なんとなくアイコンとかが洗練されてきたように思います。
またレポートします。

2013年3月9日土曜日

Vasari Beta2

Vasari なんですが、久しぶりに起動しようとしたら、期限切れということで立ち上がりませんでした。
で、あたらしいVasariがAutodesk Labsにあるかと思ったら、どこにもなくって、どうしたんだろうって思っていたら、単独のサイトができていて、そこでBeta2を配布していました。


アドレスは下記です。
http://autodeskvasari.com/

なにが変わったのだろうと思いましたが、どうやらWiki Helpの方に情報が載っているようです。
http://wikihelp.autodesk.com/Vasari/enu/B2


下記のように変更点が表記されてます(もちろん英語ですけど・・・)



下記の内容のようです。
1.Autodesk 360 Sync.
2.Solar Radiation Legend.
3.Category Filtering. On several dialogs,

つまり
1.Autodesk360との同期
2.日射凡例のパースビューへの表示
3.カテゴリのフィルタ対応
ということなんでしょうね。多分(笑)

一度試してまたレポートします

2013年2月21日木曜日

Windperfectのハンズオンについて

BIM対応のCFDソフト、Windperfectの環境シミュレーション社のホームページにはいろんな情報が載っています。
http://www.env-simulation.com


ここを見るとWindperfectには様々機能があって、全然使いこなせてないなと思いますね。


ヒートアイランド解析などは興味があるんですが、私はまだ実務で使ったことがありません。
せっかくこんな機能があるんだから使えるようになりたいものですね。

だけど、実際興味があって使おうとおもっても、なかなか使いこなせるようにならないってのが、こういった専門的な解析に取組む上での問題点なんだと思います。

で、無料のハンズオンが行われているみたいです。



Windperfectには残念ながら体験版とかがないので、実際こういったところで一回使ってみることで、使えるかどうかが判断できるんじゃないかと思います。

私が行きたいのは2/26(火)の、「 BIMデータインポートハンズオン」です。
データ連携は重要ですからね。
でも、東京に住んでいないので参加できないのが残念です。



2013年2月13日水曜日

Autodesk University のセミナー

今年のAutodesk Universityのセミナーのビデオなどを見ることができます。

もちろんすべて英語ですが、内容の濃いセミナーもたくさんあります。
私が見てきたセミナーも公開されていました。
英語の勉強も兼ねていかがでしょうか?(笑)

そのひとつを紹介します。Autodesk® 360 Energy Analysis についてです。

Autodesk® 360 Energy Analysis for Autodesk® Revit®: An Introduction to Innovative New Workflows

内容は下記です。
New subscription-based features in Autodesk Revit software provide significant enhancements to integrated whole-building energy simulation powered by the Autodesk® Green Building Studio® cloud service. This demonstration will highlight the automatic creation of accurate energy model geometry from detailed Revit software elements, such as walls, floors, roofs, windows, etc. This eliminates the time and effort required to rebuild a separate energy model, leaving more time for design iteration and optimization. This class will also show how other energy analysis data, such as thermal properties of building materials and building/space function, can be defined in Revit for use in the energy simulation and how the Autodesk Green Building Studio cloud service supports a more collaborative energy analysis process between architects and engineers, leading to greater accuracy and better design optimization from the earliest stages in the process. Finally, the extensive validation work conducted on this new feature will also be presented. While knowledge of Revit will be beneficial for attendees, it is not a requirement.

要するに、 「Autodesk® Green Building Studioを使い、Revitのモデルから、エネルギーモデルを作成し、エネルギーシミュレーションを実施することで、設計の最適化をおこなう」というものです。


このような資料を無料公開しているってのはすごいですね。

http://au.autodesk.com/?nd=classes

ここでセミナー名などを検索して、ログインすれば見ることができます。
日本の大手ゼネコンと設計事務所の事例についてのセミナーも閲覧できます。

BIM Challenges and Benefits at a Japanese IPD Practice for a Complex 1,000,000-Square-Foot Hospital Project


日本の事例としてはかなり先端的な取り組みではないでしょうか。




2013年2月8日金曜日

Dialuxの操作資料

Dialuxのマニュアルなどが公開されているWEBがあります。

TAKIBIWEB.comというWEBです。
http://takibiweb.com/


ここではマニュアルやマニュアル動画などが公開されています。
動画は2年前に作られたもののようです


DIALux講習会01

http://www.youtube.com/watch?v=2MAIHVpMUPU


DIALux講習会02

http://www.youtube.com/watch?v=h2hAaKsl3GU


DIALux講習会03


http://www.youtube.com/watch?v=krOl-gatpuI


DIALux講習会04


http://www.youtube.com/watch?v=ak6Ua8n0W40

1~3までは主にモデリング作業で、照明器具の配置が04です。
ただ、これ以降の解析とかの説明が欲しいですね。
Nさん、お願いします(笑)

DIAluxってすでに一般的なツールなんですね。ただ、BIM的な使い方をしている方はまだまだ少ないようにも思います。

Revitとの連携についても書かれていますよ。
http://takibiweb.com/modules/pico/index.php?content_id=12



2013年2月6日水曜日

SimulationTV

昨日ご紹介したAutodesk Simulation TIPSでAutodesk Simulation TVについて書かれていました。
なかなか面白そうだと思ったのでちょっと行ってみました。


http://vp.telvue.com/preview?id=T01885&video=141437

その中のプレイリストを見るとJAPANという文字がありました。


内容はこんなかんじで、5つのビデオが登録されています。


内容についてですが、日本語の訳が画面に表示されるという形になっています。


このビデオでは、CFDについての基本的な説明などをしていますね。
なかなか面白いと思いました。





2013年2月4日月曜日

環境解析についての情報について

Autodesk社の環境解析などの情報を提供しているブログがありました。


Autodesk Simulation TIPSというブログで株式会社 CAEソリューションズさんが作成しているようです
http://design-cae.jp/Autodesk_Simulation/tips/


まだじっくりとは見ていないんですが、FALCONの話なんかも話題になっています。
あと、Autodesk Simulation、 CFDの話題も豊富のようですね。

また、Dialuxについては、遠藤照明さんのホームページがいいです。
http://www.endo-lighting.co.jp/ips/

ソフトのダウンロードやサンプル・照明器具データや使い方の説明までそろっています。


Windperfectについては、開発・販売をしている環境シミュレーション社のホームぺージが参考になります。
メール会員になるとさらに詳しい資料が手に入るようです。
http://www.env-simulation.com


まだまだ情報は少ないように思いますが、こういった情報には最新情報が含まれているので常にチェックしてゆく必要があると思います。


2013年1月24日木曜日

Revitアドオンの風解析ツール 3

さて、もうすこし使ってみましょう。

断面の表現です。

このように、断面での速度分布を表現できます。


このような画面で断面を選択することで、表示を変えます。


断面の位置はこのわっかで調整することができます。
このFalconは「わっか」が特徴ですね(笑)

あとの設定内容ですが、解析精度と解析領域そして風の鉛直分布です。


鉛直分布については、このような設定ができます。べき乗則の設定もできそうな感じです。

私が使っているパソコンはノートなんですが、このFalconがよく落ちます。
これは、グラボを積んでなく、オンボードのグラフィックスを使っているせいかもしれません。

ただ、このFalcon、意外に直観的で使いやすいように思います。


2013年1月22日火曜日

Revitアドオンの風解析ツール 2

すこし間が空きましたが、Revit上でFalconがどのように動くのか見たみたいと思います。


これはRevitのサンプルファイルですが、いきなりこんな風に風が動き出します。

風向きについては、wind direction という機能で、この丸いわっかを回すとリアルタイムに風向きがかわります。


リアルタイムに変わるってのはちょっとすごいですね。
風力についてはこのわっかです。


デフォルトは風速10m/sのようです。一般的な平均風速からするとかなり強い風です。

このFalconはVasariとはちょっと違う感じですね。
次回も続けて使ってみましょう。


2013年1月15日火曜日

Revitアドオンの風解析ツール

Autodesk Labsで、Revitアドオンの風解析ツールが発表されたみたいです。


Project Falcon というツールです。
Labsのツールなので、使用者の責任で自由に使うことができるものだと思います。


各ソフトに対応したアドオンソフトに加え、単体でも動くようですね。
アドオンはInventer、Revit、AutoCADのものが出ています。


単体のものを起動してみました。
まだ使い方とかはわかりませんが、こんな感じですね。

これから、ちょっと試してみようと思います。

2013年1月10日木曜日

設計者のためのBIMによる環境解析

BIMによって、建設業界にさまざまな可能性が生まれたのは事実だと思います。
設計者にとっても、BIMというツールが新しい可能性を生む可能性があることは間違いありません。

そのためには、新しいワークフローが生まれてこなければなりません。


海外ではすでに、BIMによる環境解析によって最適な建物を設計するというプロセスがあたりまえになってきているように思います。

今回、私は、VasariによるCEAによるエネルギー解析と、照明解析におけるDialux、CFDにおいてはWindperfectを使ってそういったことができないかと考えました。
現時点ではこれらのソフトが、コストや簡便性、実務活用において最も可能性があると思います。
また、モデル作成としては設計ツールでもあるRevitと考えています。

さて、ここまで一気に書いてきましたが、ここで少し充電したいと思います。
充電したうえで、さらに深く書いてゆければと思っております。


2013年1月8日火曜日

総合エネルギー評価:Vasariについて 10

解析の結果をどうみるかということですが、RUGの資料によると、
①合計エネルギー使用量
②再生可能なエネルギー係数
③年間炭素排出量
の3つを結果として出し、それによってエネルギー評価をしているようです。


エネルギー使用量については、上記のように、床面積あたりのエネルギー使用量ということのようです。
つまりこの部分によって建物の性能がわかるんだと思います。

そのほかCO2などについては、ヘルプにいろいろと解説がありますので、確認しておく必要があると思います。

さて、実はこれらの結果については、グリーンビルディングスタジオ(GBS)で、さらに深い解析ができると聞きましたので、確認してみましょう。

グリーンビルディングスタジオは、Autodesk360の機能のひとつで、先日お話した、ホームページから起動することができます。
これを立ち上げると、VasariとRevitそれぞれで解析したデータが登録されています。
Vasariで解析した結果はVasariでしか見れませんし、Revitで解析した結果もRevitしかみれないのに、GBSの中ではまとまってみることができるということです。
これはつまり、このエネルギー解析は基本的にGBSの機能を使って解析しているんだということではないかと思います。



上がRevitの結果で下がVasariによる結果です。


このようにVasariやRevitで解析した結果を違う形で確認することができます。


どうやら、Vasariなどを使って解析した結果をもとに、各パラメータを修正して、環境性能をどう高めるかを検討するもののようです。

おもしろそうですね。
いつかGSBの内容についても確認してみたいとおもいます。

とりあえず、Vasariによる総合エネルギー評価については終わりたいと思います。(笑)

2013年1月7日月曜日

総合エネルギー評価:Vasariについて 9

計算の結果なんですが、翌日計算を行ったら、問題なくできました。


たまたま、サーバーが止まっていたんでしょうか?
クラウドサービスにも正月休みがあるのかな(笑)

結果はクラウド上に記録されており、それをいつでも読みだすことができます。
もちろん違うパソコンでも同じIDで入れば、どこでも読みだすことができます。


これが結果のようです。
よくわからないのでRevitで計算したものを載せます


建物性能係数は設定条件ですが、床面積や外壁面積が自動計算されているのはいいですね。
そのほか、人体負荷が411人とか照明電力が10.87W/㎡となっていますが、これらは直接入力ではなく、設定の中で決まってくるものです。
電力コストや燃料費というのもありますが、これはそれぞれの単価のようですが、どこで決まっているんでしょうね?

結果的に、エネルギー使用度は電気と燃料で合計673MJ

ライフサイクルエネルギーコストというのがありますが、これはどんなものなのかな?
再生可能なエネルギー係数って?

こういった結果ってどう判断するのか、どう使うのかということがとっても重要だと思うんですが、もう少し考察が必要だと思います。

CO2については、こういった結果になっていますが、エネルギーを作っておりその差引になっています。
これはたぶん屋根面に太陽光発電を設置しているということで、エネルギーを作っているようですが、これもどこで設定しているんでしょう?

あと、いろんな解析結果があるんですが、もうすこし考察が必要です。