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2013年1月24日木曜日

Revitアドオンの風解析ツール 3

さて、もうすこし使ってみましょう。

断面の表現です。

このように、断面での速度分布を表現できます。


このような画面で断面を選択することで、表示を変えます。


断面の位置はこのわっかで調整することができます。
このFalconは「わっか」が特徴ですね(笑)

あとの設定内容ですが、解析精度と解析領域そして風の鉛直分布です。


鉛直分布については、このような設定ができます。べき乗則の設定もできそうな感じです。

私が使っているパソコンはノートなんですが、このFalconがよく落ちます。
これは、グラボを積んでなく、オンボードのグラフィックスを使っているせいかもしれません。

ただ、このFalcon、意外に直観的で使いやすいように思います。


2013年1月22日火曜日

Revitアドオンの風解析ツール 2

すこし間が空きましたが、Revit上でFalconがどのように動くのか見たみたいと思います。


これはRevitのサンプルファイルですが、いきなりこんな風に風が動き出します。

風向きについては、wind direction という機能で、この丸いわっかを回すとリアルタイムに風向きがかわります。


リアルタイムに変わるってのはちょっとすごいですね。
風力についてはこのわっかです。


デフォルトは風速10m/sのようです。一般的な平均風速からするとかなり強い風です。

このFalconはVasariとはちょっと違う感じですね。
次回も続けて使ってみましょう。


2013年1月15日火曜日

Revitアドオンの風解析ツール

Autodesk Labsで、Revitアドオンの風解析ツールが発表されたみたいです。


Project Falcon というツールです。
Labsのツールなので、使用者の責任で自由に使うことができるものだと思います。


各ソフトに対応したアドオンソフトに加え、単体でも動くようですね。
アドオンはInventer、Revit、AutoCADのものが出ています。


単体のものを起動してみました。
まだ使い方とかはわかりませんが、こんな感じですね。

これから、ちょっと試してみようと思います。

2013年1月10日木曜日

設計者のためのBIMによる環境解析

BIMによって、建設業界にさまざまな可能性が生まれたのは事実だと思います。
設計者にとっても、BIMというツールが新しい可能性を生む可能性があることは間違いありません。

そのためには、新しいワークフローが生まれてこなければなりません。


海外ではすでに、BIMによる環境解析によって最適な建物を設計するというプロセスがあたりまえになってきているように思います。

今回、私は、VasariによるCEAによるエネルギー解析と、照明解析におけるDialux、CFDにおいてはWindperfectを使ってそういったことができないかと考えました。
現時点ではこれらのソフトが、コストや簡便性、実務活用において最も可能性があると思います。
また、モデル作成としては設計ツールでもあるRevitと考えています。

さて、ここまで一気に書いてきましたが、ここで少し充電したいと思います。
充電したうえで、さらに深く書いてゆければと思っております。


2013年1月8日火曜日

総合エネルギー評価:Vasariについて 10

解析の結果をどうみるかということですが、RUGの資料によると、
①合計エネルギー使用量
②再生可能なエネルギー係数
③年間炭素排出量
の3つを結果として出し、それによってエネルギー評価をしているようです。


エネルギー使用量については、上記のように、床面積あたりのエネルギー使用量ということのようです。
つまりこの部分によって建物の性能がわかるんだと思います。

そのほかCO2などについては、ヘルプにいろいろと解説がありますので、確認しておく必要があると思います。

さて、実はこれらの結果については、グリーンビルディングスタジオ(GBS)で、さらに深い解析ができると聞きましたので、確認してみましょう。

グリーンビルディングスタジオは、Autodesk360の機能のひとつで、先日お話した、ホームページから起動することができます。
これを立ち上げると、VasariとRevitそれぞれで解析したデータが登録されています。
Vasariで解析した結果はVasariでしか見れませんし、Revitで解析した結果もRevitしかみれないのに、GBSの中ではまとまってみることができるということです。
これはつまり、このエネルギー解析は基本的にGBSの機能を使って解析しているんだということではないかと思います。



上がRevitの結果で下がVasariによる結果です。


このようにVasariやRevitで解析した結果を違う形で確認することができます。


どうやら、Vasariなどを使って解析した結果をもとに、各パラメータを修正して、環境性能をどう高めるかを検討するもののようです。

おもしろそうですね。
いつかGSBの内容についても確認してみたいとおもいます。

とりあえず、Vasariによる総合エネルギー評価については終わりたいと思います。(笑)

2013年1月7日月曜日

総合エネルギー評価:Vasariについて 9

計算の結果なんですが、翌日計算を行ったら、問題なくできました。


たまたま、サーバーが止まっていたんでしょうか?
クラウドサービスにも正月休みがあるのかな(笑)

結果はクラウド上に記録されており、それをいつでも読みだすことができます。
もちろん違うパソコンでも同じIDで入れば、どこでも読みだすことができます。


これが結果のようです。
よくわからないのでRevitで計算したものを載せます


建物性能係数は設定条件ですが、床面積や外壁面積が自動計算されているのはいいですね。
そのほか、人体負荷が411人とか照明電力が10.87W/㎡となっていますが、これらは直接入力ではなく、設定の中で決まってくるものです。
電力コストや燃料費というのもありますが、これはそれぞれの単価のようですが、どこで決まっているんでしょうね?

結果的に、エネルギー使用度は電気と燃料で合計673MJ

ライフサイクルエネルギーコストというのがありますが、これはどんなものなのかな?
再生可能なエネルギー係数って?

こういった結果ってどう判断するのか、どう使うのかということがとっても重要だと思うんですが、もう少し考察が必要だと思います。

CO2については、こういった結果になっていますが、エネルギーを作っておりその差引になっています。
これはたぶん屋根面に太陽光発電を設置しているということで、エネルギーを作っているようですが、これもどこで設定しているんでしょう?

あと、いろんな解析結果があるんですが、もうすこし考察が必要です。



2013年1月4日金曜日

Aurtodesk360

オートデスクのクラウドサービスについて考えてみたいと思います。
まず、Autodesk360のサイトにサインインしましょう。
https://360.autodesk.com/


ひとつ注意しなければならないのは、日本語文字データは化けるということです。
下記のようになんのこっちゃわかならい状態になります。
※2012年1月2日の時点です。




これ、なんとかなりませんかね?
日本語対応は当たり前だとおもんですけど。


で、利用できるサービスが右の欄に書いてあって、こういったサービスが受けられるということみたいです。
ただ、レンダリングなどは、Revitからでも、直接できるようですね。

Autodesk360は基本的に無料の部分とサブスクリプションに入っていないとできない部分があります。
さらに、今日調べていて気が付いたのですが、サブスクリプションに入っていても、無制限にサービスを受けれられるわけではないようです。

サブスクリプションの1契約ごとにクラウドユニットというポイントが付与され、クラウドを利用するたびにそれを消費するというもののようです。

クラウドユニットは、スタンドアロン商品で100、プレミアムスウィートで250です。
消費するサービスは、クラウドレンダリングで5、構造解析で3ですから、いまのとこ、エネルギー解析では消費しないのかな?

クラウドレンダリングについては、スタンドアロンで20回、プレミアムスウィートで50回までということです。仕事で使ってて、切れてしまったらどうなるのでしょうね?

以上のことは、カタログには載っているんですが、Autodesk360のサイトには載っていないように思えます。持っているクラウドユニット数と現在消費しているクラウドユニット数ぐらいは、見えていた方がいいように思います。
http://images.autodesk.com/apac_japan_main/files/j_subscription_2013_brochure_web.pdf


さて、今日から仕事始めです。今年も頑張りましょう。




2013年1月3日木曜日

総合エネルギー評価:Vasariについて 8

さて、設定が終わったので解析を実施してみました。

クラウドサービスですので、まずサインインしなければなりません。



ここでIDとパスワードを入れて、解析を実行します。

ところが、今日はうまく、解析できませんでした。


こちらがVasariでのエラーメッセージ。よくわからないのでRevit2013でもやってみたところ下記のエラーメッセージです。


なぜでしょうね?ちゃんとサインインはできているみたいです。
あ、正月だから、もしかしたらサーバーが止まっているのかな?
クラウドにも正月休みがあるんでしょうか?
※この解析を実施したのは1月2日です

ここまで来て解析についての説明ができないのはつらいですが、できるようになってから再度説明を再開したいと思います。

しかたないので、オートデスクのクラウドサービスについて書いておきます。
基本的にはサブスクリプション契約のサービスとなっているようです。
この解析についてもサブスクリプション契約をしていないとできないようです。


このクラウドサービスはAutodesk360という名前で、この解析については上記のように、Autodesk 360 Energy Analysis for Autodesk Revit というもののようです。

このクラウドサービス、オートデスク社としては、最大の売りなんだと思うんですが、日本のユーザーにはピンときていないように思います。

なぜかというと、なかなか実務的に使えていないからなんではないかと思います。
このエネルギー解析についても、設定の段階でよくわからないことがたくさんありますから。

ということで、中途半端ですが、解析ができるようになったら、この説明を再開したいと思います。


2013年1月2日水曜日

総合エネルギー評価:Vasariについて 7

さて、最後の項目になると思います。


HVACシステムの項目です。
つまり空調システムのことだと思います。


Vasariだとこんな感じですが、あまり意味がわからないのでRevitでの日本語訳をみてみましょう。


普通の天カセ式のエアコンを使った建物の場合、どの方式を選べばいいんでしょうね?
設備の知識がないから私にはよくわかりません。
たぶん下記のあたりだと思うのですが・・・


もしくはこれです。


大げさな設備システムではないだろうということで、このあたりかなと思いましたが、どうでしょうね?

実は前に設備の方とお話ししたときに、普通の事務所の場合にちょうどいい選択肢がないって言っていました。そのあたり、こういった施設には日本ではこれを選んでおけばよいっていうアドバイスが欲しいです。


RUGでは上記を選んでいました。特に理由は書いてありません。
なんか釈然としませんが、とりあえず、設定については以上です。

次回はこれらの内容で解析してみることにします。

総合エネルギー評価:Vasariについて 6

さて、設定についてはあともう少しの項目となりました。


エネルギーモデルのビルディングサービスは日本語訳では、建築操作集計表というようです。
RUGの説明によると、建物を使用する(空調を稼働する)スケジュールを設定するということです。

24/7というのは、土日も建物を使用する場合、24/6は日曜休みの場合、24/5は土日休みの場合のようです。
24/7の場合のは下記のような表で、在籍する人数によって使用するエネルギー量を想定しているようです。


たとえば上図ですが、全社員が100人として、1というのは全員が施設にいる場合です。
とすると真夜中でも20人ぐらいの社員はいるってことになっています。
これはたぶん24というのが24時間営業するっていう意味なんだと思います。


12/6というのは、夜中には人がいないってことになっています。私の会社の場合は土日休みで夜は仕事していないですから、12/5ということになると思います。

これを見るとフレックスタイムの会社なんでしょうかね。人数にばらつきがあるようです。

※私の解釈で考えるとRevit2013の12/7のマニュアルのグラフは間違っていると思います。
  Vasariでも同じグラフですね。私の解釈が違うのかな?
 RUGの説明とも違っていますが、どうなんでしょうね。


2013年1月1日火曜日

総合エネルギー評価:Vasariについて 5

やっと次の段階にすすみましょう。

開口部の設定についてとなります。



Perimeter Offset       :ペリメーターゾーンの深さ       :5000でOK  
Divide Perimeter Zones   :ペリメーターゾーンを設定するか?  :する 
Target Percentage Glazing  :外壁における開口部(ガラス)の割合 :%で入力
Target Sill Height               :開口部の腰高              :ミリで入力
Glazing Is Shaded      :開口部の庇があるか?         :有り無しを選択
Shade Depth         :庇の深さ
Target Percentage Skylights:天窓の割合               :%で入力
Skylight Width & Depth    :天窓の一辺の幅(正方形で自動的に配置される)


上記のように、全体的な設定を行います。これだと、すべての外壁面が同じような設定に
なってしまいましが、個別に面を選択して修正することが可能です。


開口部の設定としては、ある程度割り切った設定になってはいますが、初期段階の
検討としては問題ないとおもいます。