ひととおり、ざっとであるが、設計者が使う環境解析ツールについての説明ができたと思います。
これからは、それぞれのツールをさらに深く説明できればと考えています。
私がこのブログを始めたのは、設計者が設計のワークフローの中に環境解析というツールを使いこなしていくことが、これからは当たり前になるはずだし、そうなってほしいという思いからです。
そのためには建物の計画段階での活用が必要なのです。なぜなら、ある程度設計が進んでしまったら、おっつけの環境解析はできても、環境のためにといってもなかなか設計変更は難しいと思うからです。
ただ、環境解析というのは、ツールとしては使いやすくわかりやすいものになっていますが、解析条件などや解析結果の分析などという部分では、やはりある程度は専門的な知識を要求されるんだと思うのです。
たとえば、上図のような解析結果が出たとして、この結果をどう判断するのか?問題点がどこにあるのか?そういったことはなかなか判断ができないことだと思うのです。
また、これらの結果が本当に正しいのか?そういったことにも不安を抱きながら使っているのが現状だと思うのです。
しかし、こういったことについての情報が足りません。実際に使おうと思った時の、実務的な情報がなかなか手に入らないように思うのです。
私自身もこういった研究をしているわけではないし、CFDについても照明解析についても素人のようなものです。ここでも、間違ったことを書いている部分もあると思います。
でも、知っていることを公開することで、これらのツールを整理し、活用する糸口になればと思っています。
BIMということでは、環境解析以外にもいろいろ書きたいことはあるのですが、まず、環境解析がきちんとBIMでできること、ここができるようになりたいということで、できる限り続けてゆきたいと考えています。
ま、誰のためってわけでなく、自分の中で整理するためでもあります。
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