さて、もう少し、WPDXのデータ連携機能について説明しておきます。
WPDXでは、解析領域自体も変更することができます
上図の青い四角が解析の領域です。領域の範囲をマウスでドラッグなどして設定し直し、格子数を入れておけば、その範囲を設定することができます
その状態で格子化の処理をすれば、その範囲だけが格子化されるというものです。
これはとっても大事な機能で、建物全体をRevitからもちこんで、ひとつの部屋だけを解析対象として格子化するという処理をすれば、部屋だけを抜き出したモデルを作る必要がないということになります。
さらに、複数のデータを読み込んで、移動や回転を行って、配置する機能もあります。
この機能は、たとえば、敷地周辺建物と、建物自体を別々に作って、組み合わせておき、建物を表示した状態で解析を行った後、建物を表示しない状態で解析を行えば、解析にひつような、建設前と建設後の解析をひとつのデータで行うことができます。
こうすることにより、解析条件などもまったく一緒になりますので、このやり方のほうがよいともいえます。
こうしてみると、WPDXは、データ連携後にもさまざまな設定ができますね。
解析条件の設定と解析自体をしっかり理解できれば、設計者が短時間で解析を行うことに問題はなさそうです。
ま、解析のための専門知識・・・そういった面が私にとっては最も問題なんですけどね(笑)
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